希少な鉄器時代の手綱飾り、英国から流出の危機
ロンドンの大英博物館は、重要な鉄器時代の遺物が英国を離れるのを防ぐために支援を求めています。
2,500年以上前に作られたと考えられるこの手綱飾りは、南部イングランドのサセックスで発見されました。青銅製で、馬の頭の形をしており、複雑な装飾が施されています。このような手綱飾りは英国では極めて珍しく、鉄器時代の馬術に関する貴重な情報を提供しています。
この手綱飾りは現在、国外の個人コレクターによって所蔵されており、海外に売却される可能性があります。しかし、大英博物館は、この重要な遺物が英国の遺産の一部として保存されることを強く望んでいます。
美術館の責任者であるハートウィグ・フィッシャー氏は、「この手綱飾りは英国の過去に対する貴重な窓口です。鉄器時代の生活と、その時代に馬が果たした重要な役割を理解する上で、非常に重要です」と述べています。
「私たちは、この遺物が国外に流出するのを防ぐために、支援者や寄付者からの支援を切実に求めています。この手綱飾りを英国に留め、すべての世代が楽しめるようにすることは、私たちの責任だと考えています」
英国政府はすでに、この手綱飾りを「輸出禁止措置」の対象としています。これは、海外に売却される前に博物館が購入する機会が与えられることを意味します。しかし、大英博物館は、現時点ではこの購入資金がありません。
博物館は現在、資金を調達するために寄付キャンペーンを開始しています。寄付を検討している個人や団体は、大英博物館のウェブサイト（https://www.britishmuseum.org/）から詳細を確認できます。
手綱飾りが英国に留まるかどうかは、今後数週間で判明する予定です。大英博物館は、この貴重な遺物を英国の遺産として保存するために、あらゆる努力を尽くすことを約束しています。
Rare Iron Age harness brooch at risk of leaving the UK
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