福岡市が責任技術者制度を導入
福岡市は、2025年1月10日に「責任技術者制度について」というお知らせを発表しました。この制度は、建設工事の安全性と品質を向上させることを目的としています。
責任技術者制度の概要
責任技術者制度とは、建設工事で一定の規模以上の工事を担当する技術者を「責任技術者」として認定する制度です。責任技術者は、工事が法令や基準に適合していることを監督し、安全性の確保と品質の維持に責任を負います。
対象となる工事
この制度の対象となるのは、以下の規模以上の建設工事です。
- 建築物:延べ面積500平方メートル以上
- 土木構造物:延長100メートル以上または延べ面積500平方メートル以上
責任技術者の要件
責任技術者になるには、以下の要件を満たす必要があります。
- 一級建築士、一級土木施工管理技士、または同等の資格を有していること
- 建設工事の経験が5年以上あること
- 福岡市が指定する講習会を受講していること
制度の導入時期
責任技術者制度は、2025年4月1日から施行されます。対象となる工事については、この日から責任技術者の選任が必要となります。
関連情報
- 福岡市「責任技術者制度について」
制度の意義
この制度の導入により、福岡市内の建設工事の安全性と品質をさらに向上させることが期待されています。責任技術者は、工事に携わる技術者の指導を行い、不具合や欠陥の発生を防止します。また、工事が計画通りに進行していることを監督し、安全かつ効率的な施工を確保します。
責任技術者制度について
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