日本証券業協会、新規公開株の個人顧客への配分状況を公開
日本証券業協会は、2025年1月10日午前4時に『新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況』を公開しました。
概要
この調査は、2023年1月から12月までに新規上場した企業を対象に、各証券会社が個人顧客に行った株式の配分状況をまとめたものです。
調査結果
調査の結果は以下の通りです。
- 新規上場企業数：142社
- 個人顧客への配分額：2兆6,517億円
- 個人顧客への配分比率：平均34.6%
注目ポイント
- 個人顧客への配分比率は前年より4.1%増加
- テクノロジー関連企業が個人顧客への配分比率が高い傾向
- 新規公開企業の約半数が、個人顧客への配分比率が50%以上
背景
個人投資家への株式投資の機会を増やすため、日本証券業協会は2022年4月に「個人顧客への株式配分に関する自主ルール」を制定しました。このルールでは、証券会社に対し、新規公開企業の株式の少なくとも30%を個人顧客に配分することを求めています。
関連情報
- 日本証券業協会：『新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況』
- 日本証券業協会：『個人顧客への株式配分に関する自主ルール』
結論
日本証券業協会の調査により、個人顧客への株式配分の比率が年々上昇していることが明らかになりました。これは、日本証券業協会の自主ルールの効果と、個人投資家の株式投資に対する関心の高まりが要因とみられます。
新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況
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