名古屋工業大学の「インスタントハウス」アート作品が香港のメディアアート展で展示
名古屋工業大学は、2025年1月9日、同大学の研究者による「インスタントハウス」を活用したアート作品が、香港国際メディアアート展「Microwave New Media Arts Fest 2024」に招待作品として展示されたと発表しました。
「インスタントハウス」とは?
「インスタントハウス」は、名古屋工業大学の研究チームが開発した、折り畳み式のコンパクトな住居ユニットです。一般的なテントのような柔軟性と、住宅のような頑丈さを兼ね備えています。
アート作品「Inclusive Quiet Room」
展示されたアート作品「Inclusive Quiet Room」は、この「インスタントハウス」を活用して制作されました。アーティストの木村正子博士(当時:社会工学専攻)らが手掛けたもので、誰もが利用できる静かな空間を提供することを目指しています。
作品は、折り畳まれて運搬できる「インスタントハウス」を組み立てることで、「部屋」を構成しています。この部屋には、車椅子でのアクセスも容易なように設計されています。
展示の意義
このアート作品の展示は、次のような意義があります。
- 「インスタントハウス」の多様な用途と可能性を示すこと。
- 誰もが利用できるインクルーシブな空間の重要性を強調すること。
- 名古屋工業大学の研究成果が世界中で認められていることを示すこと。
関連リンク
- 名古屋工業大学のプレスリリース: www.nitech.ac.jp/news/2023/01/20230109_1.html
- Microwave New Media Arts Fest 2024: microwavefest.com/invited-works/
追加情報
- 「インスタントハウス」は、災害時の仮設住宅や発展途上国での住宅問題の解決など、さまざまな用途での利用が想定されています。
- 「Inclusive Quiet Room」は、医療機関や公共施設などで、静かな空間が必要な人のために設置されることが期待されています。
- 名古屋工業大学は、技術革新を通じて社会に貢献することを目指す大学として知られています。
木村正子博士(研究当時:社会工学専攻)らによるインスタントハウスを活用したアート作品・Inclusive Quiet Roomが香港国際メディアアート展Microwave New Media Arts Fest 2024に招聘作品として展示されました。
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