双日がフィンランドの水素技術企業に再出資
総合商社の双日は2025年1月9日、ターコイズ水素の製造技術を開発するフィンランドのHycamite TCD Technologies（以下、Hycamite社）に再出資したと発表しました。
ターコイズ水素とは
ターコイズ水素は、天然ガスや石炭から水素を取り出す際に発生する二酸化炭素を回収・貯留する「カーボンキャプチャー＆ストレージ（CCS）」技術によって製造されます。従来の水素製造法と比較して、二酸化炭素排出量を大幅に削減できます。
Hycamite社の技術
Hycamite社は、天然ガスからターコイズ水素を製造する独自技術を開発しています。この技術は、従来のCCS技術よりも効率的で低コストになるとして注目されています。
双日の狙い
双日は、この出資を通じてHycamite社の技術開発を支援し、水素ビジネスを強化することを目指しています。水素は、脱炭素社会実現への重要なエネルギー源とされており、双日は水素サプライチェーンにおける役割を拡大したい考えです。
過去の出資
双日は、2022年5月にHycamite社に出資しています。今回の再出資で、双日のHycamite社に対する出資比率は約20%に上昇します。
今後の展望
Hycamite社は、2026年にターコイズ水素の商業生産を開始する予定です。双日は、Hycamite社の技術を活用して、日本や海外での水素事業を展開していく方針です。
双日、ターコイズ水素の製造技術を開発するフィンランドのHycamite TCD Technologiesへ追加出資
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