仙台市、バス運賃の誤設定で過収受を発表
仙台市は2025年1月9日、市営バスの運賃設定に誤りがあり、一部の乗車区間で誤って高い運賃を徴収していたことを発表しました。
誤った運賃の設定
誤設定により、以下の区間で本来よりも高い運賃が徴収されていました。
- 宮城大学病院前停留所と愛子巡回バス停の間
- 長町駅北口停留所と愛子巡回バス停の間
- 黄金山停留所と長町駅北口停留所の間
対象となる運賃は、大人160円が180円に設定されていました。
過収受額と対象期間
仙台市によると、誤った運賃設定は2022年3月1日から2025年1月8日まで適用されていました。この期間に対象区間を利用した乗客は約292万人と推定され、過収受額は約4,380万円に上ると見込まれています。
返還方法
誤って徴収した運賃は、仙台市交通局が以下の方法で返還する予定です。
- 現金での返還: 2025年1月10日から、仙台市交通局本庁舎(仙台市宮城野区五輪1-1-1)で現金での返還を行います。
- バスチケットでの返還: 2025年1月10日から、市営バス車内でバスチケットでの返還を行います。バスチケットは1枚あたり180円分として利用できます。
対象期間中に対象区間を利用した乗客への対応
返還を受けるためには、対象期間中に対象区間を利用したことを証明する必要があります。証明方法として、以下のものが有効です。
- 利用した運賃券
- 乗車履歴が確認できるICカード(Suica、PASMOなど)
- 領収書
仙台市は対象期間中に対象区間を利用したすべての乗客に返還を実施するとしています。
市営バスの運賃設定の誤りに関する原因調査
仙台市は、今回の運賃設定の誤りについて原因調査を行っています。調査の結果については、判明次第公表される予定です。
影響を受けた乗客への謝罪
仙台市長郡和子氏は、今回の誤設定で影響を受けた乗客に深く謝罪し、再発防止に向けて最善を尽くすと述べています。
市バス運賃の設定誤りによる過収受について
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