Panasonic、ドイツで水素エネルギーソリューションの運用開始を発表
エレクトロニクス大手のパナソニックは本日、ドイツのオフィスビルに水素を活用したエネルギーソリューション「Panasonic HX」の実証設備を導入すると発表しました。実証設備は2025年春に運用を開始する予定です。
Panasonic HXについて
Panasonic HXは、水素をエネルギー源として利用する総合的なエネルギーソリューションです。再生可能エネルギーで生成された水素を利用して電力や熱を発生させます。水素燃料電池が使用されており、クリーンで効率的なエネルギー供給を実現します。
ドイツでの実証
Panasonic HXの実証設備は、ドイツのヘッセン州ダルムシュタットにあるオフィスビルに導入されます。実証を通じて、同ソリューションの技術的・経済的実現可能性が評価されます。
この実証は、ドイツ連邦経済エネルギー省が支援する「HyPat」プロジェクトの一環として実施されます。HyPatプロジェクトは、ドイツにおける水素経済の開発を促進することを目的としています。
関連情報
- Panasonicは、日本国内でもPanasonic HXの導入を積極的に進めており、2023年12月に東京都調布市に実証設備を設置しました。
- 水素エネルギーは、脱炭素社会の実現に期待されるクリーンなエネルギー源として注目されています。
- ドイツは、水素経済の開発において世界をリードする国の1つです。
パナソニックのコメント
パナソニックのエネルギーソリューション事業部の執行役員である河崎啓一氏は、「Panasonic HXは、持続可能な未来の実現に貢献する重要なソリューションです。ドイツでの実証を通じて、このソリューションの商業的実現可能性を実証し、水素経済の普及に貢献したいと考えています」と述べています。
水素を活用したエネルギーソリューション「Panasonic HX」新たにドイツのオフィスビルに実証設備を導入し2025年春運用開始予定
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