金融庁、エデュラブ社の虚偽記載審判事件の第1回審判期日を開催
2025年1月6日、金融庁はバイオベンチャー企業のエデュラブ社における有価証券報告書等の虚偽記載に関する審判事件の第1回審判期日を開催しました。
事件の概要
エデュラブ社は、2021年3月期第3四半期決算において、売上高と利益を水増しする虚偽記載を行った疑いが持たれています。具体的には、受注実績のない売上を計上したり、経費を過少に記載したりしたとされています。
金融庁の対応
金融庁は2022年6月、エデュラブ社に立ち入り検査を実施。その後、虚偽記載の疑いが強まったため、2023年2月に同社に対して審判開始の決定を行いました。
第1回審判期日
第1回審判期日は、2025年1月6日午前7時に金融庁で行われました。審判には、金融庁の審判官とエデュラブ社の弁護人が出席しました。
審判では、金融庁側がエデュラブ社に対して起訴状を朗読。その中で、売上高や利益の水増し、受注実績の捏造など、虚偽記載の具体的内容が明らかにされました。
今後の展開
第1回審判期日では、エデュラブ社の弁護人が起訴状の内容を一部否認しました。審判は今後、双方からの証拠提出や証人尋問を経て、継続的に開催される予定です。
金融庁は、有価証券報告書等の虚偽記載は投資家保護の観点から重大な不正行為であるとして、厳正に対処すると表明しています。
関連情報
- 金融庁の発表資料:https://www.fsa.go.jp/news/38/20230227/20230227-1.html
- エデュラブ社の公式ウェブサイト:https://edulab.co.jp/
(株)Edulabにおける有価証券報告書等の虚偽記載審判事件の第1回審判期日開催について公表しました。
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