奈良県警、合同BCテロ対処訓練を実施
奈良県警察本部は、2025年1月6日午前0時に、「合同BC（生物・化学）テロ対処訓練」を公開しました。
訓練の概要
訓練は、県内38市町村と県警、自衛隊、消防本部が合同で実施され、以下のシナリオで行われました。
- 午前10時頃、奈良県庁に不審な封筒が届き、開封した職員が毒物に感染。
- 職員が死亡し、周辺にパニックが発生。
- 県警や自衛隊、消防が連携して、感染者の隔離、汚染地域の封鎖、救助・治療活動を行う。
参加機関
訓練には、以下の機関が参加しました。
- 奈良県警察本部
- 自衛隊（陸上自衛隊第3師団、航空自衛隊第3航空団）
- 消防本部（奈良市消防局、大和高田消防本部）
- 奈良県立医科大学
- 奈良県庁
訓練の目的
この訓練は、BCテロが発生した際に、多機関が連携して迅速かつ適切に対応するための手順を確認することを目的として実施されました。
関連情報
BCテロとは、生物兵器や化学兵器を用いたテロ行為です。生物兵器にはウイルスや細菌、化学兵器には神経剤や毒物などが含まれます。BCテロは、大量の死傷者や社会混乱を引き起こす可能性があります。
奈良県では、2018年に「奈良県BCテロ対策指針」を策定し、BCテロへの備えを強化しています。今回の訓練は、この指針に基づいて実施されたものです。
県民は、BCテロへの備えとして、以下のことを心がけることが重要です。
- 不審な郵便物や荷物に触れたり、開封したりしないこと。
- BCテロが発生した場合は、冷静に行動し、関係機関の指示に従うこと。
- 防災用品や避難場所を確認しておくこと。
(12月20日)合同ＢＣ（生物・化学）テロ対処訓練
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