福岡市、個人情報保護条例見直しに向け審議会を設置
福岡市は2024年12月27日、個人情報保護条例の見直しに向けた「個人情報保護審議会」を公開しました。
審議会の目的
個人情報保護条例は、個人情報の適正な取り扱いを定めた条例ですが、近年、デジタル技術の進歩や社会情勢の変化に伴い、見直しの必要性が指摘されていました。審議会では、これらの課題を踏まえ、条例の見直し案を検討します。
審議会の構成
審議会は、弁護士、元市職員、大学教授など、個人情報保護に関する専門知識を持つ有識者10名で構成されます。市からは、市長部局と議会事務局からそれぞれ2名がオブザーバーとして参加します。
審議会のスケジュール
審議会は2025年3月までに計6回の会合を開催する予定です。第1回の会合では、個人情報保護の現状と課題について意見交換が行われました。
関連情報
審議会の設置に先立ち、福岡市は有識者ヒアリングや市民からの意見募集を実施していました。また、2023年12月には、個人情報保護条例見直しに関する検討会報告書を公表しています。
今後の展開
審議会で検討された条例見直し案は、パブリックコメントを経て、福岡市議会に提出されます。条例の改定は、2026年4月1日に施行される予定です。
市民への影響
条例の見直しにより、市民の個人情報の取り扱いに関するルールがより明確かつ厳格なものになることが期待されています。これにより、市民のプライバシー保護が強化されるとともに、市による個人情報の活用もより透明性が高まることが見込まれます。
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