NTT、奈良県と奈良公園バスターミナルでオープンローミング実証実験を開始
NTTコミュニケーションズ（NTT Com）は、2024年12月25日午前2時に奈良県と奈良公園バスターミナルにて、オープンローミング実証実験を開始します。
オープンローミングとは？
オープンローミングとは、複数のモバイルネットワーク事業者（MNO）が互いのネットワークを相互に開放して、利用者がシームレスにローミングできる技術です。これにより、ユーザーは、自社のネットワークエリア外でも他のMNOのネットワークを使用して通話、データ通信、SMSを利用できます。
実証実験の概要
今回の実証実験では、ソフトバンクとNTTドコモのネットワークを利用し、奈良県の奈良公園バスターミナル周辺でオープンローミングを実施します。実験期間は2025年3月31日までを予定しています。
参加事業者と利用者
この実証実験には、以下の事業者が参加しています。
- NTTコミュニケーションズ
- ソフトバンク
- NTTドコモ
実験には、一般のスマートフォンユーザーが参加できます。
実験の目的
この実証実験の目的は、オープンローミングの技術的検証と、ユーザーの利便性と満足度を評価することです。具体的には、以下の項目が調査されます。
- ローミングの成功率
- 通信速度
- 待機時間
- ユーザーの満足度
関連情報
NTT Comは、2023年に総務省とオープンローミングの推進に関する覚書を締結しています。今回の実証実験は、この覚書に基づいたものです。
また、NTT Docomoは、2024年にソフトバンクとオープンローミングに関する協定を締結しています。
期待される効果
オープンローミングが普及すると、ユーザーはより広範囲で安定したモバイル通信を利用できるようになります。また、ローミング料金の削減や、災害時の通信確保にもつながることが期待されています。
奈良県と奈良公園バスターミナルでオープンローミングの実証実験を開始
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