消費者庁、「食べ残し持ち帰りガイドライン」案に関する意見募集の結果を発表
2024年12月25日、消費者庁は「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン(案)」に関する意見募集の結果を発表しました。
背景
食品ロスを削減するため、消費者庁は2023年12月に「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン(案)」を策定し、意見募集を実施しました。
意見募集の結果
意見募集には、一般消費者、事業者、団体などから多くの意見が寄せられました。主な意見は次のとおりです。
- 持ち帰りが推奨されるメニューの範囲について、具体的な基準が必要
- 持ち帰り用の容器の準備や管理について、事業者の負担を軽減する対策が必要
- 持ち帰りが可能なことを消費者に知らせる方法について、統一的な表示が必要
- 食べ残しを持ち帰ることに抵抗を感じる消費者がいるため、啓発活動が必要
ガイドラインの修正
消費者庁は、寄せられた意見を踏まえ、ガイドライン案を修正しました。修正点は次のとおりです。
- 持ち帰りが推奨されるメニューの範囲を、調理済みで食べ残しやすいメニューに限定
- 事業者の負担を軽減するため、容器の自前持参や、食事後の洗浄を消費者が行うことを推奨
- 持ち帰りが可能なことを消費者に知らせる表示として、「持ち帰りOK」のマークを作成
- 啓発活動を実施し、食べ残しを持ち帰ることを推奨
今後の予定
消費者庁は、修正されたガイドライン案を2025年3月に正式に公表する予定です。その後、事業者や消費者に周知徹底を図り、食品ロスの削減に取り組んでいきます。
関連情報
- 消費者庁「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン(案)」 www.caa.go.jp/policies/policy/food_waste_reduction/guideline/takayori/index.html
- 消費者庁「食品ロスの削減に関する取組」 www.caa.go.jp/policies/policy/food_waste_reduction/index.html
「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン(案)」に関する御意見募集の結果について
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