福川排水機場が完成、広島県が豪雨災害への備えを強化
広島県は2024年12月25日午前3時、福川排水機場が完成したことを発表しました。この排水機場は、豪雨による浸水被害を防ぎ、住民の安全を守ることが目的で建設されました。
排水機場の特徴
福川排水機場は、福山市内を流れる福川下流に位置しています。大規模な揚水ポンプ3台が備えられており、1秒間に最大57立方メートルの水を川から排水できます。また、停電時にも非常用発電機で運転できるようになっています。
豪雨災害への備え
広島県は過去に西日本豪雨などの大規模な豪雨災害を経験しており、浸水被害が深刻な課題となっています。福川排水機場は、そうした災害発生時の緊急排水対策として重要な役割を果たします。
森本県知事のコメント
森本康義広島県知事は完成式で、「この排水機場は、住民の安全と安心を守る上で大きな役割を果たします。豪雨災害に強い広島県を目指して、今後も必要な対策を講じていきます」と述べました。
関連情報
- 福川排水機場の建設事業費は約20億円。
- 排水管は福川から約1.2km離れた農地に設置されており、田畑などの水害を軽減する効果も期待されています。
- 広島県は、福川排水機場を含め県内15カ所に排水機場を整備する計画です。
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