山口県で障害者虐待防止法の通報状況が公表
概要
山口県は2024年12月25日、障害者虐待防止法に基づく通報や調査の状況をまとめた「山口県における障害者虐待防止法に基づく通報等の状況について（令和5年度）」を公開しました。
通報件数の推移
- 2022年度：120件
- 2023年度（4月～11月）：75件（前年同期比36.7%減）
2023年度は前年同期と比べて減少傾向にあるものの、依然として通報件数は一定数あります。
通報者の内訳
- 医療機関：44.4%
- 警察：26.3%
- 自治体：10.5%
- 障害者施設：5.3%
医療機関や警察が通報の多くを占めています。
通報内容
- 身体的虐待：42.5%
- 心理的虐待：25.0%
- ネグレクト（放置）：20.0%
- 性的虐待：12.5%
身体的虐待が最も多い通報内容です。
調査の状況
- 通報を受けた自治体は、約8割のケースで調査を行いました。
虐待防止に向けた県の取り組み
山口県は、障害者虐待防止に向けて以下の取り組みを行っています。
- 啓発活動の強化
- 通報窓口の充実
- 相談体制の整備
- 事業者の指導・監督
関連情報
- 山口県障害福祉課：https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a22000/fukushika/shougaifukushika/fukushihoumu/kaigohoken/documents/241225_01.pdf
- 障害者虐待防止全国センター：https://www.link21-bdc.org/
まとめ
山口県における障害者虐待防止法に基づく通報の状況は、通報件数は減少傾向にあるものの、身体的虐待が依然として最も多い通報内容です。県は、啓発活動や調査体制の強化など、障害者虐待防止に向けて取り組んでいます。
山口県における障害者虐待防止法に基づく通報等の状況について（令和5年度）
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