愛媛県で高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜の遺伝子解析で確定
2024年12月24日、農林水産省は愛媛県で発生した鳥インフルエンザ疑似患畜の遺伝子解析を行った結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス（H5N1型）と確定したと発表しました。
背景
2024年12月13日、愛媛県上浮穴郡久万高原町で死亡した野鳥（イカルチドリ）から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、疑似患畜として届け出られました。
遺伝子解析の結果
農林水産省動物衛生研究所で行われた遺伝子解析の結果、ウイルスはH5N1型の高病原性鳥インフルエンザウイルスであることが判明しました。
NA亜型の確定
さらに、国立感染症研究所によるNA亜型の解析が行われ、NA（ノイラミニダーゼ）亜型がN1であることが確定しました。
関連情報
- H5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルスは、鳥類に重篤な呼吸器症状を引き起こすウイルスです。
- 感染した鳥類は、数日から数週間で死亡することがあります。
- 鳥インフルエンザウイルスは、野鳥や家禽同士の接触、糞便や羽毛からも感染します。
対策
農林水産省は、下記の対策を実施しています。
- 発生農場周辺の野鳥の監視と駆除
- 農場内の鶏の移動制限
- 消毒や防疫措置の徹底
- 発生地域への立ち入り制限
国民への注意喚起
農林水産省は、国民に対し、下記の点に注意するよう呼びかけています。
- 野鳥に近づいたり、死んだ野鳥に触れないこと。
- 家禽を飼っている場合は、適切な防疫対策を講じること。
- 鳥インフルエンザの疑いがある場合は、すぐに最寄りの家畜保健衛生所へ連絡すること。
愛媛県で確認された高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜（国内14例目）の遺伝子解析及びNA亜型の確定について
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