北海道、放射性廃棄物最終処分の調査手順を公開
北海道は、2024年12月23日、「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律に基づく文献調査等に関する考え方等について」という文書を公開しました。
放射性廃棄物とは？
放射性廃棄物とは、原子力発電所や医療などの活動によって発生する、放射性物質を含む廃棄物のことです。これらは適切に処理されないと、環境や人体に害を及ぼす可能性があります。
北海道の対応
北海道は、国の「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」に基づき、放射性廃棄物の最終処分場の選定に向けて調査を行っています。
今回公開された文書では、調査手順や実施スケジュール、調査結果の評価方法などが示されています。
調査の手順
調査は、次のステップで行われます。
- 文献調査：既存の資料に基づいて、北海道内の潜在的な処分候補地を検討します。
- 予備調査：候補地をさらに絞り込むために、地質調査や環境調査を行います。
- 詳細調査：選定した候補地に対して、より詳細な調査を行います。
- 処分施設の選定：調査結果を踏まえて、処分施設の候補地を決定します。
調査のスケジュール
調査は、以下のスケジュールで行われる予定です。
- 文献調査：2023～2026年
- 予備調査：2027～2029年
- 詳細調査：2030～2034年
- 処分施設の選定：2035年
関連情報
- 北海道の放射性廃棄物最終処分に関する特設サイト（https://www.pref.hokkaido.lg.jp/tr/sd/146799.html）
今回の文書の公開により、北海道が放射性廃棄物最終処分場の選定に向けて、着実に進捗していることがうかがえます。
特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律に基づく文献調査等に関する考え方等について
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