東北電力が樺山発電所のリパワリング工事を完了
東北電力は、岩手県盛岡市にある樺山発電所のリパワリング工事を完了したと発表しました。リパワリング工事とは、古くなった発電設備を最新の設備に更新することで、効率を向上させ、発電量を増やすものです。
樺山発電所は、1962年に運転を開始した水力発電所で、1号機から3号機の3つの発電設備がありました。今回、3号機の設備を更新しました。
新しい3号機の設備は、出力7,000キロワットで、従来の設備より約1.4倍の出力があります。これにより、年間の発電量は従来の約1.5倍となる約1億1200万キロワット時が見込まれています。
リパワリング工事は、2023年1月から約2年間かけて実施されました。工事では、発電機やタービンなどの発電設備一式を交換しました。また、取水口や放水路などの周辺設備も改修しています。
東北電力は、樺山発電所のリパワリング工事を通して、施設の老朽化対策と安定した発電能力の確保を図っています。今後も、他の発電所についても同様のリパワリング工事を実施していく予定です。
この工事により、樺山発電所は今後も約100年間安定した発電を続けることが期待されています。
樺山発電所のリパワリング工事の完了について〜次の１００年の安定運転に向け、リパワリング工事を実施〜
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