UN、モザンビークのサイクロンとバヌアツの地震に対応
国連人道問題調整事務所（OCHA）は2024年12月18日、モザンビークに上陸したサイクロンとバヌアツを襲った地震への対応を開始したと発表しました。
モザンビークのサイクロン
サイクロン「フレデリコ」は12月17日にモザンビーク中央部に上陸し、沿岸地域に甚大な被害をもたらしました。OCHAによると、15万人が避難を余儀なくされ、50万人が影響を受けたと推定されています。サイクロンは建物やインフラを破壊し、洪水や土砂崩れを引き起こしました。
バヌアツの地震
12月17日、マグニチュード7.0の地震がバヌアツ北西部を襲いました。地震は津波警報が発令されるほどの強さで、建物が倒壊し、地滑りが発生しました。OCHAは地震による被害はまだ不明ですが、数百人が影響を受けたと推定しています。
国連の対応
OCHAは両方の災害に対応する緊急援助チームを派遣しました。チームは被害状況の評価、緊急避難所の設置、食料、水、医薬品の提供にあたります。
国連機関はすでにモザンビークとバヌアツにチームを配置しており、地元のパートナーと連携して救援活動にあたっています。世界食糧計画（WFP）は食料援助を提供し、ユニセフは浄水と衛生用品を提供しています。
支援の必要性
OCHAは、両方の災害からの回復と再建には国際社会の支援が必要だと強調しています。モザンビークとバヌアツはすでに気候変動や経済的困難の影響を受けており、今回の災害によりさらに脆弱になっています。
OCHAは、人道援助を強化し、被災者に緊急に必要な支援を提供するために、国際社会に資金援助と専門知識を提供するよう呼びかけています。
UN responds to cyclone in Mozambique, earthquake in Vanuatu
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