沖縄県北部・世界自然遺産地域におけるネコの保護と譲渡について
2024年12月18日、沖縄県が『世界自然遺産登録地の沖縄島北部におけるネコの収容情報及び譲渡等について』を発表しました。
背景
世界自然遺産登録地の沖縄島北部では、近年、野良ネコが増加しており、固有の動植物や生態系に深刻な影響を与えていることが懸念されています。野良ネコは、ヤンバルクイナやヤンバルテナガコガネなどの希少種を捕食したり、在来種との競争を引き起こしたりしています。
対策
沖縄県は、野良ネコの増加を防止し、生態系を守るため、以下の対策を実施しています。
- ネコの収容：野良ネコを捕獲し、感染症の検査や避妊・去勢手術を行った上で、譲渡可能なネコはシェルターに収容しています。
- 譲渡の促進：収容されたネコは、飼い主として責任ある方を募集し、譲渡しています。
- TNR（Trap-Neuter-Return）活動：野良ネコを捕獲し、避妊・去勢手術を施した後に元の場所に戻す活動を実施しています。
譲渡情報
現在、以下のシェルターでネコの譲渡を行っています。
- 沖縄県動物愛護管理センター
- 沖縄動物愛護センター
- 糸満市動物管理センター
- 宮古島市動物管理センター
- 八重山保健所
譲渡条件
- 18歳以上の方であること
- 飼育場所が確保されていること
- 避妊・去勢手術を行い、定期的な健康管理を行えること
- 完全室内飼いで、脱走防止策を講じていること
問い合わせ先
沖縄県動物愛護管理センター：098-933-4957
協力のお願い
沖縄県は、野良ネコ問題の解決のため、県民の協力をお願いしています。
- 野良ネコを見かけたら、むやみに餌を与えないでください。
- 飼いネコには必ず首輪と迷子札を付けましょう。
- 飼いネコの避妊・去勢手術を行いましょう。
世界自然遺産登録地の沖縄島北部におけるネコの収容情報及び譲渡等について
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