北陸新幹線に水力発電所から電力供給
北陸電力は2024年12月18日、2024年度末に開発予定の水力発電所から北陸新幹線に電力を供給するオフサイトPPA（電力購入契約）の締結を発表しました。
オフサイトPPAとは？
オフサイトPPAとは、発電事業者と電力ユーザーが結ぶ契約で、発電事業者がユーザーの敷地外で発電した電力をユーザーに供給するというものです。今回の場合は、北陸電力が開発する水力発電所から、北陸新幹線が使用する電力を供給します。
開発中の水力発電所
北陸電力が開発中の水力発電所は、福井県大飯郡おおい町にある「大飯発電所」です。同発電所は、2024年度末に運転開始予定で、最大出力は2万4000キロワットです。
北陸新幹線への電力供給
オフサイトPPAに基づき、大飯発電所から供給される電力は、北陸新幹線の富山駅～金沢駅間の走行に利用されます。これにより、北陸新幹線が使用する電力のうち、約1割を再生可能エネルギーで賄うことになります。
再生可能エネルギーの活用
今回のオフサイトPPAは、北陸電力が再生可能エネルギーの活用を推進するための取り組みの一環です。同社は、2030年に再生可能エネルギーの供給割合を5割以上に高める目標を掲げており、水力発電所の新設もその一環です。
北陸新幹線の環境保全
北陸新幹線への再生可能エネルギーの供給は、環境保全に貢献します。新幹線が消費する電力を再生可能エネルギーに切り替えることで、二酸化炭素排出量の削減につながります。
北陸電力が新たに開発する水力発電所から北陸新幹線へ電力供給するオフサイトPPAの締結
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