神戸大学、犠牲者を悼む慰霊献花式を開催
2024年12月17日午前1時21分、神戸大学は「神戸大学震災慰霊献花式（兵庫県南部地震犠牲者追悼行事）」を執り行いました。
背景 この献花式は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災（兵庫県南部地震）の犠牲者を追悼し、鎮魂と遺族への慰霊を目的として毎年開催されています。
献花式の様子 献花式には、神戸大学の関係者や遺族、地域住民など約150人が参列。参加者は、献花台に白い菊を1人ずつ丁寧に捧げ、犠牲者を追悼しました。
献花に先立ち、神戸大学の大西 克己（おおにし・かつみ）総長が挨拶。震災の教訓を胸に、防災減災への取り組みを続ける決意を述べました。
関連情報 阪神・淡路大震災は、マグニチュード7.3の大地震で、6434名もの尊い命が失われました。神戸大学周辺の被災も甚大で、学生や教職員も犠牲になりました。
神戸大学は、震災後に「震災復興支援室」を設置し、罹災した学生や教職員への支援、復興事業への協力など、さまざまな支援活動を行ってきました。
また、震災の教訓を次世代に伝え、防災意識の向上を図るため、防災教育や研究にも力を入れています。
遺族の思い 献花式に参加した遺族の一人は、「毎年献花式に足を運ぶことで、亡くなった家族を思い出し、その無念さを改めて噛みしめています。神戸大学が慰霊の場を設けてくださっていることに、心より感謝しています」と語りました。
神戸大学の決意 神戸大学は、今後も震災の慰霊と復興の支援に努めるとともに、防災教育と研究を通じて、災害に強い社会づくりに貢献していく決意を新たにしました。
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