沖縄県がセグロウリミバエの防除対策を発表
日付: 2024年12月17日 07:00
内容:
沖縄県は、「セグロウリミバエ」の防除対策を2024年12月17日に発表しました。セグロウリミバエとは、ウリ科の植物に被害を与える農業害虫で、果実の一部が黒く腐敗する「芯腐れ病」を引き起こします。
主な対策:
沖縄県では、セグロウリミバエの拡大を防ぐため、以下の対策を実施します。
- ウリ科植物の栽培禁止区域の設定
- 誘引トラップの設置
- 殺虫剤の散布
- 果実の検疫強化
対象地域:
現在のところ、セグロウリミバエの被害は沖縄本島中部の一部地域に限られています。具体的には、以下の市町村の一部地域が対象です。
- 那覇市
- 浦添市
- 宜野湾市
- 中頭郡西原町
- 中頭郡北中城村
ウリ科植物の栽培禁止区域:
対象地域では、ウリ科植物の栽培が禁止されます。ウリ科植物には、キュウリ、メロン、スイカなどが含まれます。
誘引トラップの設置:
セグロウリミバエを誘き寄せるトラップが対象地域に設置されます。トラップには、メスのセグロウリミバエが出すフェロモン誘引剤が使われます。
殺虫剤の散布:
トラップで捕獲されたセグロウリミバエの個体密度が高い場合は、殺虫剤が対象地域に散布されます。
果実の検疫強化:
対象地域からウリ科果実を県外に持ち出す際には、検疫検査が強化されます。
協力のお願い:
沖縄県は、県民や事業者に対し、セグロウリミバエの防除対策への協力をお願いしています。具体的には、以下の事項にご協力ください。
- ウリ科植物の栽培禁止区域での栽培を控える
- 家や畑の周りにウリ科植物の残渣がないように処分する
- セグロウリミバエを発見したら、すぐに沖縄県農林水産部植物防疫課または最寄りの農林総合事務所に連絡する
今後の予定:
沖縄県では、今後もセグロウリミバエの拡大状況を監視し、必要に応じて対策を強化していく予定です。
関連情報:
- 沖縄県農林水産部植物防疫課: www.pref.okinawa.lg.jp/site/nousuisan/shokubutsuboueki/
- 農林水産省植物防疫情報: www.maff.go.jp/j/syouan/pps/
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