欧州議会、ブルガリアとルーマニアのシェンゲン協定加盟を歓迎
2024年12月16日、欧州議会議長のロベルタ・メツォラ氏は、ブルガリアとルーマニアがシェンゲン協定に加盟することを歓迎するプレスリリースを発表しました。
シェンゲン協定とは？
シェンゲン協定は、EU加盟国27か国とその他4か国（アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス）によって署名された条約です。この協定により、加盟国間の国境管理が廃止され、人、商品、サービスが自由に行き来できるようになります。
ブルガリアとルーマニアの加盟
ブルガリアとルーマニアは2007年にEUに加盟しましたが、シェンゲン協定には加盟していませんでした。理由は、両国が加盟条件を満たしていないとされていたからです。しかし、その後数年間の努力を経て、両国はすべての条件を満たしました。
EUの対応
欧州委員会は2022年10月、ブルガリアとルーマニアのシェンゲン協定加盟を承認しました。その後、欧州議会は両国の加盟を承認する投票を行い、続いて欧州理事会も承認しました。
加盟の意義
ブルガリアとルーマニアのシェンゲン協定加盟は、両国にとって重要な節目となります。これにより、両国の経済が活性化し、貿易と観光が増加すると予想されています。また、EU全体にとっても、人員や物品の移動が容易になり、統合が強化されます。
今後の展望
ブルガリアとルーマニアは、2023年3月29日から正式にシェンゲン協定に加盟する予定です。加盟国は現在、加盟に向けての準備を進めています。この中には、国境警備隊の訓練や設備の近代化が含まれます。
結論
シェンゲン協定へのブルガリアとルーマニアの加盟は、EUのもう一つの重要なマイルストーンです。これにより、EUの統合が深まり、加盟国間の自由な移動が促進されます。
Press release – President Metsola welcomes the accession of Bulgaria and Romania into Schengen
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