NTTが「FMACS-Ⅵ(M)」で省エネ大賞を受賞
NTT（日本電信電話）は、2024年12月16日に、ICT装置用空調機「FMACS-Ⅵ(M)」が2024年度省エネ大賞（省エネルギーセンター会長賞）を受賞したことを発表しました。
FMACS-Ⅵ(M)とは
FMACS-Ⅵ(M)は、温室効果の低い冷媒R32を採用した日本初のICT装置用空調機です。従来の冷媒（R410A）に比べて、温室効果が約70%低減されており、地球温暖化対策に貢献します。
受賞の理由
FMACS-Ⅵ(M)は、高い省エネ性能と温室効果低減の両立が評価され、省エネ大賞を受賞しました。主な省エネ技術として、以下が挙げられます。
- 高効率圧縮機：圧縮機の効率を向上させ、消費電力を低減
- 冷却ファン制御：冷却ファンの回転数を最適に制御し、風量を削減
- 熱交換器の最適化：熱交換効率を向上させ、冷房・暖房時の消費電力を低減
省エネ効果
FMACS-Ⅵ(M)は、従来機と比較して約20%の省エネ効果を発揮します。ICT装置の消費電力はデータセンター全体の消費電力の大きな割合を占めるため、FMACS-Ⅵ(M)の導入により、データセンターの省エネ化に大きく貢献します。
温室効果削減効果
FMACS-Ⅵ(M)は、R32を採用することで、従来機に比べて温室効果を約70%低減します。データセンターでは多くの冷媒が使用されるため、FMACS-Ⅵ(M)の導入により、地球温暖化対策に有効な効果をもたらします。
今後の展開
NTTは、FMACS-Ⅵ(M)をデータセンターやオフィスビルをはじめとするさまざまな施設に展開していく予定です。省エネ化と温室効果削減の両立を追求し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
温室効果の低い冷媒R32をICT装置用空調機として日本初採用した 「FMACS-Ⅵ(M)」が2024年度省エネ大賞（省エネルギーセンター会長賞）を受賞
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