金融庁が主要銀行の監督指針改正案を公表
2024年12月16日、金融庁は「主要行等向けの総合的な監督指針」の一部改正案に関するパブリックコメントの結果を公表しました。
改正案の主な内容
今回の改正案は、主に以下のような内容を含んでいます。
- 気候変動リスクへの対応強化: 主要銀行に対して、気候変動リスクを適切に管理するための戦略とガバナンスを整備することが求められます。
- 経営者の説明責任を明確化: 主要銀行の経営者は、リスク管理の健全性に対する責任がより明確になります。
- 監督基準の強化: 資本や流動性の基準が強化され、主要銀行の財務健全性が確保されます。
パブリックコメントの結果
金融庁は、改正案についてパブリックコメントを募集し、幅広い関係者からの意見を集めました。受け取ったコメントを考慮した結果、金融庁は以下の変更を加えることにしました。
- 気候変動リスクに関するガイダンスを明確化
- 営業利益率の基準を撤廃
- 一部のリスクに対する資本要求の段階的導入
改正の理由
今回の改正は、主要銀行が健全かつ安定的に経営できるよう、金融システムの安定性を確保することを目的としています。気候変動リスクの高まりや、金融機関の経営環境の変化に対応する必要があります。
今後のスケジュール
金融庁は、パブリックコメントの結果を踏まえて、改正案を最終化し、2025年4月に施行する予定です。
関連情報
- 金融庁のプレスリリース: 主要行等向けの総合的な監督指針」等の一部改正（案）に関するパブリックコメントの結果等について公表
- 「主要行等向けの総合的な監督指針」改正案: https://www.fsa.go.jp/news/30/20241216-2.pdf
「主要行等向けの総合的な監督指針」等の一部改正（案）に関するパブリックコメントの結果等について公表しました。
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