損保ジャパン、元保険募集人による不正受領を公表
損保ジャパン日本興亜株式会社（以下、損保ジャパン）は2024年12月16日、元保険募集人による金銭の不正受領を発表しました。
事件の概要
損保ジャパンによると、元保険募集人は2021年4月から2023年11月にかけて、保険契約者から保険料を預かったものの、会社に納付せずに着服していました。不正に受領した金額は約1億5,000万円に上るとされています。
経緯
不正は、元保険募集人の個人口座に保険料が振り込まれる形で行われていました。損保ジャパンは定期的な監査で不正を発見し、元保険募集人を懲戒解雇しました。
影響
この不正受領により、影響を受けた保険契約者は約300名とされています。損保ジャパンは、着服された保険料の補填をすべての契約者に完了しており、被害は出ていないとのことです。
対応
損保ジャパンは、再発防止策として以下の措置を講じます。
- 保険募集人の管理体制の強化
- 監査態勢の充実
- 法令遵守の徹底
顧客への謝罪
損保ジャパンは、今回の不正行為について深く謝罪し、信頼回復に努めると表明しています。また、被害を防止するため、顧客に対して以下の注意喚起を行っています。
- 保険料の支払いは、会社の指定口座に振り込むこと
- 保険募集人から個人の口座に振り込むよう求められた場合は、会社に確認すること
損保ジャパンは、不正行為の調査と再発防止策の検討を継続し、顧客の信頼を回復する努力を続けるとのことです。
元保険募集人による金銭の不正受領について(PDF/97KB)
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