岐阜県、各務原市内全域の水質調査を再実施
日付： 2024年12月16日 06:30
ニュース要旨：
岐阜県は、各務原市内全域でPFOS（ペルフルオロオクタンスルホン酸）とPFOA（ペルフルオロオクタン酸）の水質調査を実施しました。その結果、一部の地点で基準値を超える濃度の汚染が確認されました。これを受け、県は追加調査の実施を決定しています。
背景：
PFOSとPFOAは、かつて消防用泡消火剤や工業製品に使用されていた化学物質で、環境や人体に悪影響を及ぼすことが懸念されています。近年、全国各地で水道水からこれらの物質が検出され、健康上の懸念が高まっています。
調査結果：
今回の調査では、各務原市内全域の22地点で水質を測定しました。その結果、12地点でPFOSとPFOAの濃度が厚生労働省の暫定基準値である50ナノグラム／リットルを超えていることが判明しました。
追加調査の内容：
県は、汚染の拡大状況を調査するため、以下の追加調査を実施します。
- 汚染地点周辺の地下水調査
- 周辺施設や事業所からの排水調査
- 市民へのヒアリング調査
県民への対応：
県は、基準値を超過した地点の水道水を飲用しないよう呼びかけています。また、市内のすべての水道水を対象に、今後さらに詳細な調査を実施する予定です。
関連情報：
- 厚生労働省「PFOS・PFOAに関する情報」（https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/jouhou/pfos_pfoa/index.html）
- 環境省「PFOS・PFOAに関する情報」（https://www.env.go.jp/water/phc/pfos_pfoa.html）
今後の対応：
県は、追加調査の結果を踏まえて、汚染源の特定や浄水対策など、適切な対応を検討していくとしています。
各務原市内全域におけるPFOS及びPFOAの水質調査結果及び追加調査の実施について
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