国際協力機構（JICA）、COP29で金融機関による気候変動リスク管理を支援するサイドイベントを開催
2024年12月16日、国際協力機構（JICA）は第29回国連気候変動枠組条約締約国会議（COP29）において、「気候変動リスク管理の実践支援：情報開示にとどまらない金融機関の役割」と題したサイドイベントを開催しました。
イベントの概要
このイベントは、金融機関が気候変動関連リスクを管理するために情報開示を超えた役割を果たす必要性について議論するために開催されました。出席者は、気候変動に関連する財務上のリスクと機会に対処するための金融機関の重要な役割について検討しました。
主要な登壇者
イベントには、次のような主要な登壇者が参加しました。
- JICA気候変動対策部次長 小野寺麻理氏
- 気候変動財務イニシアチブ（CFI）事務局長 エリザベス・マッキノン氏
- 気候関連財務情報開示タスクフォース（TCFD）事務局長 マイケル・ブルームバーグ氏
議論の主な内容
議論では、金融機関は単に気候変動関連のリスクを開示するのではなく、顧客の低炭素化を支援し、持続可能な投資を促進するための積極的な役割を果たすべきだと強調されました。また、気候変動関連のリスクを特定・評価するためのデータやツールへのアクセスを向上させる必要性も指摘されました。
COP29の優先事項
COP29は、金融機関を含むあらゆる関係者にとって気候変動リスク管理を促進する重要な機会です。イベントは、金融機関が気候変動を効果的に対処するために果たすべき主要な役割を強調しました。
JICAの取り組み
JICAは、開発途上国の気候変動関連の財務リスク管理能力の向上を支援しています。この取り組みには、気候変動関連情報の開示を促進するための技術支援の提供、気候変動関連のシナリオ分析の実施のためのツール開発などが含まれます。
【COP29サイドイベント】気候変動リスク管理の実践支援：情報開示にとどまらない金融機関の役割
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