厚生労働省が在宅酸素療法での火気取扱いの注意喚起
厚生労働省は2024年12月16日、在宅酸素療法を行っている方への火気の取扱いに関する注意喚起を行いました。
酸素濃縮器からの酸素漏れによる事故
在宅酸素療法で使用する酸素濃縮器は、空気を圧縮・精製して酸素を供給する機器です。しかし、酸素濃縮器や配管から酸素が漏れると、その周辺の空気が酸素濃度が高くなり、火気を使用すると引火や爆発の危険性が高まります。
事故防止のための注意事項
厚生労働省は、在宅酸素療法を行っている方に以下の注意事項を守るよう呼びかけています。
- 酸素濃縮器は、火気や喫煙の禁止区域（約1.5m以内）に設置する。
- 酸素配管を壁や家具から離す。
- 酸素配管にひび割れや亀裂がないか定期的に確認する。
- 火気の使用時には、換気を十分に行い、酸素濃縮器から離れた場所で行う。
- 喫煙は、酸素濃縮器から十分に離れた場所で、換気を十分に行った状態で短時間に行う。
- 酸素濃縮器や酸素配管の異常や火花の発生に気付いたら、すぐに酸素濃縮器の電源を切って、医療機関に連絡する。
関連情報
厚生労働省のウェブサイトでは、「在宅酸素療法における火気の取扱いについて」の詳細な資料が公開されています。また、以下の関連情報も参考になります。
- 日本在宅酸素療法学会
- 厚生労働省「在宅酸素療法マニュアル」（外部リンク）
- 消防庁「酸素吸入中の火災予防について」（外部リンク）
在宅酸素療法を行っている方やそのご家族は、火気取扱いの注意事項を十分に理解し、安全に酸素療法を行ってください。
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