厚生労働省が「経口中絶薬」使用のガイドラインを発表
2024年12月16日、厚生労働省は「いわゆる経口中絶薬『メフィーゴパック』の適正使用等について」という文書を公表しました。この文書は、2023年4月に承認された経口中絶薬「メフィーゴパック」の適正な使用に関するガイドラインを示すものです。
メフィーゴパックとは？
メフィーゴパックは、2種類の薬剤を服用することで妊娠を中絶する、経口的に服用する薬です。最初の薬剤「ミフェプリストン」がプロゲステロン受容体を阻害し、子宮内の妊娠組織の成長を妨げ、2番目の薬剤「ミソプロストール」が子宮収縮を促進し、妊娠組織を排出します。
適正使用のガイドライン
厚生労働省のガイドラインは、メフィーゴパックの適正使用について、以下のように示しています。
- 妊娠9週未満の女性
- 医師の診察と同意の後にのみ使用
- 使用可能期間は週末と祝日を除く月曜日～金曜日
- 使用後、定期的に医師の診察を受ける
また、ガイドラインでは、以下のような注意点も示しています。
- 喘息、出血性疾患、重度の肝障害、副腎皮質不全のある女性は使用できない。
- 服用後24時間以内に過度の出血、発熱、強い痛みなどの症状が現れた場合は、すぐに医師に相談する。
背景
日本においては、従来、外科的手術による中絶が主流でしたが、経口中絶薬の承認により、より安全で簡便な中絶方法が選択肢に加わりました。厚生労働省は、この薬剤を適正に使用するため、今回のガイドラインを策定しました。
関連情報
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厚生労働省「いわゆる経口中絶薬『メフィーゴパック』の適正使用等について」 www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/iyakuhin01/01.html
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厚生労働省「妊娠中絶」 www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000184426.html
経口中絶薬の適正使用に関するガイドラインは、女性が安全かつ適切な中絶方法を選択するために役立つものと期待されます。
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