長野県が特定都市河川指定へ動き出す
長野県は、県内の千曲川を特定都市河川に指定するための手続きを開始すると発表しました。特定都市河川指定とは、都市域を流れる河川を対象に、洪水や水害のリスクを軽減するために河川改修や管理を強化する制度です。
千曲川の指定
今回指定される予定の千曲川は、長野県の中央部を流れる重要な河川です。しかし、近年は豪雨による増水や堤防の破損が相次ぎ、洪水による被害が拡大しています。特定都市河川に指定することで、河川の氾濫を防ぎ、住民の安全を守ることを目指します。
手続きの開始
長野県は、2024年12月13日に「特定都市河川指定に向けた手続きを始めます」と発表しました。この手続きでは、関係者との協議や環境影響評価調査などが行われます。指定が実現すれば、千曲川は県内初の特定都市河川となります。
関連情報
- 特定都市河川とは、人口が50万人以上の都市域を流れる河川で、洪水や水害のリスクが高いと認められた河川です。
- 特定都市河川に指定されると、河川の改修や管理を強化するための措置が講じられます。それには、堤防の整備、河川敷の拡張、遊水地の確保などが含まれます。
- 長野県では、千曲川のほかにも、犀川や依田川などが特定都市河川指定の候補となっています。
- 特定都市河川指定の手続きには、通常数年間かかります。
県内で初めて特定都市河川指定に向けた手続きを始めます（河川課・上田建設事務所）
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