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金融庁、金融安定理事会による「金融機関の実効的な破綻処理の枠組みの主要な特性」に整合的な破綻処理計画基準に服する対象保険会社のリストの公表について掲載しました。

金融庁、破綻処理計画に服する保険会社のリストを公表

2024年12月13日、金融庁は「金融安定理事会による『金融機関の実効的な破綻処理の枠組みの主要な特性』に整合的な破綻処理計画基準に服する対象保険会社のリスト」を発表しました。

金融安定理事会とは?

金融安定理事会(FSB)は、主要20カ国・地域の財務大臣と中央銀行総裁が構成する国際機関です。金融システムの安定を推進するために設立され、基準の設定や政策立案を行っています。

破綻処理計画の重要性

保険会社などの金融機関が経営破綻した場合、預金者の保護や金融システムの安定性を確保するためには、迅速かつ orderly(秩序ある)な破綻処理が欠かせません。破綻処理計画はそのための重要なツールです。

破綻処理計画の基準

金融庁が公表した基準は、FSBが策定した国際基準に整合し、対象保険会社が以下を含む効果的な破綻処理計画を策定することを求めています。

  • 破綻リスクを明確に特定する
  • 早期に問題を検知・対応する仕組み
  • 業務を継続または orderly に停止する準備
  • 預金者や保険契約者の保護を確保する措置

対象保険会社

この基準は、総資産30兆円以上または保険料収入6兆円以上の国内外保険会社に適用されます。対象となった保険会社は次のとおりです。

  • 日本生命保険株式会社
  • 第一生命保険株式会社
  • 住友生命保険株式会社
  • 明治安田生命保険相互会社
  • かんぽ生命保険株式会社

今後の対応

対象保険会社は、2025年12月13日までに基準に適合した破綻処理計画を策定し、金融庁に提出する必要があります。金融庁は計画の審査を行い、適切な対策が講じられているかを評価します。


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