手足口病、東京都で流行中
練馬区は2024年12月13日午前4時、「【流行警報】都内で手足口病が流行しています」と発表しました。
手足口病とは
手足口病は、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどのウイルスによって引き起こされる感染症です。主に乳幼児や小児に多く発症し、手、足、口の粘膜に水疱や発疹が出ることが特徴です。
症状
- 発熱（38〜39℃）
- 手、足、口の粘膜に水疱や発疹
- のどの痛み
- 口腔内潰瘍
感染経路
ウイルスは、感染者の唾液や便から空気感染や接触感染で広がります。
流行状況
東京都では、2024年11月下旬から手足口病の患者数が増加しています。現在は流行期に入っています。
予防策
手足口病の予防には、以下のような対策が有効です。
- 手洗いをこまめに行う
- マスクを着用する
- 感染者との接触を避ける
- 感染したお子さんのオムツや排泄物は速やかに処理する
治療
手足口病は、通常1週間程度で自然に治ります。治療は対症療法が基本です。解熱剤や鎮痛剤を使用したり、口腔内を清潔に保つことが大切です。
重症化のリスク
ほとんどの手足口病の症例は軽症ですが、まれに重症化する場合があります。特に、乳幼児や免疫力の弱い人では、以下の合併症が出る可能性があります。
- 心筋炎（心臓の炎症）
- 脳炎（脳の炎症）
- 無菌性髄膜炎（脳や脊髄の炎症）
重症化した疑いがある場合
- 意識障害
- 激しい嘔吐
- 激しい頭痛
- けいれんなど、重症化が疑われる症状がある場合は、すぐに受診してください。
東京都の対応
東京都では、手足口病の流行状況を監視し、必要な対策を講じています。また、保健所や医療機関と連携して、感染拡大の予防と患者への適切な対応に努めています。
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