松本市、太陽光発電事業の適正化に向けた条例を公開
松本市は2024年12月12日、「松本市の豊かな環境を守り適正な太陽光発電事業を推進する条例」を公開しました。
条例の目的
条例の目的は、市内の森林や景観、自然環境を保全しながら、適正な太陽光発電事業の推進を図ることです。
条例の主な内容
条例では以下の事項を定めています。
- 許可制の導入: 林地や林地開発許可区域、景観形成重点地区に太陽光発電施設を設置する場合は、市の許可が必要です。
- 環境影響評価の義務付け: 大規模な太陽光発電施設を設置する場合は、環境影響評価書を提出し、市の審査を受ける必要があります。
- 景観への配慮: 太陽光発電施設は、景観調和に十分配慮した設計にすることが義務付けられます。
- 樹林地保全: 森林を伐採して太陽光発電施設を設置することは禁止されます。
- 地域住民との協議: 太陽光発電施設の設置に当たっては、地域住民との十分な協議が行われる必要があります。
背景
松本市では近年、太陽光発電施設の設置が急増しており、森林の伐採や景観の悪化が懸念されています。この条例は、こうした問題に対処し、持続可能な太陽光発電事業の推進を図るためのものです。
施行時期
条例は2025年4月1日から施行されます。
関連情報
- 松本市「松本市の豊かな環境を守り適正な太陽光発電事業を推進する条例」 www.city.matsumoto.nagano.jp/smph/kurashi/kankyoyakusei/sankasha/jireitaikeikakusuishin/330129.html
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