大阪公立大学がオゾン水の新型コロナウイルス不活化効果を検証
大阪公立大学は、新型コロナウイルスに対してオゾン水の不活化効果を調査し、その結果を2024年12月12日に発表しました。
オゾン水とは
オゾン水は、水にオゾン（O3）が溶け込んだ殺菌・消毒効果の高い水です。オゾンは強力な酸化剤であり、細菌やウイルスを不活化することができます。
研究内容
研究チームは、オゾン水を新型コロナウイルスを含む溶液に添加して、ウイルスの不活化効果を調べました。具体的には、ヒトだ液に含まれる成分がオゾン水の効果に影響するかどうかを検証しました。
研究結果
- オゾン水は、新型コロナウイルスを5分以内に99.9%不活化することが確認されました。
- ただし、だ液に含まれる成分であるムチンがオゾン水の効果を低減することがわかりました。
- ムチンは粘液に含まれる糖タンパク質で、ウイルスを保護する役割があります。
結論
この研究により、オゾン水が新型コロナウイルスに対して高い不活化効果を持つことが改めて示されました。しかし、ヒトだ液のような有機物が存在する場合には、効果が低下することがわかりました。
関連情報
- 大阪公立大学のニュースリリース: 新型コロナウイルスに対するオゾン水の不活化効果を検証 だ液に含まれる成分が効果を低減
- 厚生労働省: オゾン水の有効性・安全性の検証について
- 日本オゾン協会: オゾンによる新型コロナウイルス不活化
新型コロナウイルスに対するオゾン水の不活化効果を検証 だ液に含まれる成分が効果を低減
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