公明党、「103万円の壁」来年引上げ

「103万円の壁」が来年引き上げへ

公明党（2024年12月12日 01:55 発表）

2024年から導入される新たな社会保障制度「マイナ保険証制度」に関連して、パートタイム労働者などへの影響を緩和するため、「103万円の壁」が引き上げられることが決定しました。

「103万円の壁」とは？

「103万円の壁」とは、年間収入が103万円を超えると国民健康保険料や介護保険料が従業員全額負担となり、収入が増えても手取りが減ってしまう仕組みのことです。これまでは、パートタイム労働者やフリーターを中心に、働き過ぎを抑制する一因となっていました。

引き上げの内容

今回の引き上げでは、「103万円の壁」は120万円に引き上げられます。これにより、年間収入が120万円を超えても、従業員は従来通り保険料の半分を負担すれば済むようになります。

実施時期

この引き上げは、2025年1月から実施される予定です。

関連情報

【マイナ保険証制度とは？】https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hoken_kaigo/kaigo_koureisha/kaigo_koureisha/kaigo-shishin/01.html
【国民健康保険料・介護保険料の負担について】https://www.saitama-kousei.net/kenko/iryokenbi/20140401-002.html

影響

この引き上げにより、パートタイム労働者やフリーターの働き過ぎを抑制する効果が緩和され、収入を増やすことに前向きになれると期待されています。また、人手不足の解消にも一定の効果が期待されています。

今後、マイナ保険証制度や「103万円の壁」の引き上げについて、さらなる詳細が発表される予定です。引き続き、関連情報に注目していきましょう。