青森県、土木工事の設計変更（ガイドライン・諸経費調整・スライド） [整備企画課 12月10日]

青森県、土木工事の設計変更ガイドラインを公開

青森県は2024年12月10日、土木工事の設計変更に関するガイドライン「土木工事の設計変更（ガイドライン・諸経費調整・スライド）」を発表しました。

ガイドラインの目的

このガイドラインは、土木工事の設計変更を円滑に行うための手続きや基準を定めるもので、設計変更に伴う諸経費調整やスライド（単価調整）の方法も示されています。

背景

近年、建設資材価格の高騰や労働力不足などの要因により、土木工事の設計変更が必要になるケースが増加しています。しかし、設計変更の手続きや基準が明確化されていなかったため、混乱やトラブルが発生することがありました。

ガイドラインの内容

ガイドラインでは、設計変更の以下の内容について解説しています。

諸経費調整

設計変更に伴う諸経費として、現場事務所や仮設資材の費用、労務費などが想定されます。ガイドラインでは、設計変更の程度に応じて、これらの費用がどのように調整されるかが示されています。

スライド

スライドとは、資材価格や労務費の高騰などにより、請負業者に発生した損失を補填するための単価調整のことです。ガイドラインでは、スライドが適用される条件や計算方法が定められています。

関連情報

青森県整備企画課：https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/seibi/gijyutsu/guideline.html
建設業法：https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=403AC0000000080
土木工事標準仕様書：https://www.jsce.or.jp/library/sp/spg_display.cfm?id=3016

まとめ

青森県の土木工事設計変更ガイドラインは、設計変更に伴う手続きや基準を明確化することで、円滑な事業遂行に貢献することが期待されています。また、諸経費調整やスライドに関する規定により、請負業者の負担軽減にもつながりそうです。