アデル・エネル、セザール賞を返上
2024年12月9日、フランスの女優アデル・エネルは、2021年に受賞したセザール賞を返上したと発表しました。
エネルは、2020年に同賞を受賞した映画『Portrait of a Lady on Fire』での演技が評価されていましたが、セザール賞授賞式で同賞を授与したローマ・ポランスキー監督に対して抗議の意を示したため、返上を決定したとされています。
ポランスキー監督は1977年に13歳の少女への性的暴行で有罪判決を受けており、他にも複数の女性から性的暴行で告発されています。エネルは、ポランスキー監督を賞賛することは、女性に対する暴力を黙認することになると考えていると述べています。
エネルの行動は、#MeToo運動の勢いを強め、ハリウッドだけでなく、世界中のエンターテインメント業界で性暴力に対する意識を高めることに貢献すると期待されています。
セザール賞とは
セザール賞は、フランスの映画芸術科学アカデミーによって毎年授与されるフランス映画の賞です。フランスのアカデミー賞とみなされており、俳優、監督、作品など、さまざまな部門で賞が授与されます。
アデル・エネルとは
アデル・エネルは、フランスの女優です。主な出演作には、以下のものがあります。
- Portrait of a Lady on Fire（2019年）
- 120 Beats Per Minute（2017年）
- まだ終わりじゃない（2016年）
エネルは、その実力と社会問題への関与で高く評価されています。彼女は、性暴力、フェミニズム、LGBTQの権利など、さまざまな問題について声を上げています。
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