土地なき人生に未来なし：UN砂漠化対策会合でキャンペーンを行うアスリートの提言
2024年12月6日、アスリートで環境活動家のアグネス・ケレンド氏が国連砂漠化対策条約（UNCCD）第19回締約国会議（COP19）で、土地の保護と持続可能な利用の重要性を訴えました。
ケレンド氏は、ケニア出身の中距離ランナーで、2014年コモンウェルスゲームズで1500メートルで銀メダルを獲得しました。現在は、土地劣化と砂漠化の撲滅に取り組む組織「Land Is Life」のアンバサダーを務めています。
COP19の演説でケレンド氏は、「土地は命そのものです。土地がなければ、私たちには未来はありません。」と述べました。「私たちは土地を大切にし、次世代のために保護しなければなりません。」
ケレンド氏は、土地の劣化は貧困、飢餓、強制移住につながると警告しました。特に女性や少女がその影響を受けやすく、水や食料へのアクセスが制限されたり、教育や仕事を得る機会が奪われたりすると指摘しました。
またケレンド氏は、土地劣化の主な原因が農業による土地利用の変化、森林伐採、気候変動であると強調しました。これらの脅威に対処するため、持続可能な農業慣行の促進、森林の保護、気候変動対策の強化が不可欠であると訴えました。
COP19は、砂漠化、土地劣化、干ばつの影響を軽減するための行動計画を策定するために開催されています。締約国は、今後10年間の戦略的枠組みに関する交渉を行い、土地関連問題への資金提供を増額するための計画を策定する予定です。
ケレンド氏の演説は、COP19参加者から大きな拍手で迎えられました。彼女のメッセージは、土地の保護と持続可能な利用に対する緊急の行動の必要性を際立たせました。
関連情報：
- UNCCD: www.unccd.int/
- Land Is Life: landislife.org/
- COP19: www.cop19.org/
‘No life without land’, says campaigning athlete at UN desertification meeting
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