沖縄の北部地域にネコの収容施設と譲渡制度が2024年12月からスタート
沖縄県は2024年12月6日、「世界自然遺産登録地の沖縄島北部におけるネコの収容情報及び譲渡等について」を発表しました。
世界自然遺産におけるネコの影響
ヤンバルクイナやノグチゲラなどの固有種が生息する沖縄島北部地域は、2021年に世界自然遺産に登録されました。しかし、外来種であるネコが野良化して増加し、固有種の捕食など、生態系に悪影響を及ぼすことが懸念されています。
収容施設の設置と譲渡制度
この問題に対処するために、沖縄県は北部地域の今帰仁村と国頭村にネコの収容施設を設置します。施設では、野良ネコの収容と管理を行い、適性のあるネコは譲渡先を探して新たな家族のもとへ送り出します。
収容対象となるネコ
収容対象となるネコは、飼い主のいない野良ネコに限られます。飼いネコを収容することはできません。
譲渡制度
譲渡制度の対象となるのは、収容されたネコのうち、健康状態が良好で、人間に慣れている個体です。譲渡希望者は、所定の書類を提出し、審査を経て譲渡されます。譲渡には費用がかかります。
収容施設の連絡先
収容施設の連絡先は次のとおりです。
- 今帰仁村収容施設：0980-56-3321
- 国頭村収容施設：0980-41-2345
関連情報
- 沖縄県環境生活部自然保護課：https://www.pref.okinawa.lg.jp/site/kankyo/nature/
- 世界自然遺産ヤンバルクイナ保護増殖事業：https://www.pref.okinawa.lg.jp/site/kankyo/nature/yamabaraokinawa.html
世界自然遺産登録地の沖縄島北部におけるネコの収容情報及び譲渡等について
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