青森県で病原微生物が検出され、警戒情報が発表
青森県衛生研究所は2024年12月5日午前1時40分、「青森県病原微生物検出情報」を発表しました。これによると、県内の医療機関から検体が採取され、以下の病原微生物が検出されました。
- インフルエンザウイルス：1検体
- ノルロウイルス：2検体
インフルエンザウイルスは、発熱、筋肉痛、頭痛、咳などの症状を引き起こすウイルスです。感染力が強く、空気感染や接触感染によって広がります。冬場に流行しやすく、重症化すると肺炎などの合併症を起こすこともありますが、現在は特効薬があり、重篤化のリスクを軽減することができます。
ノルロウイルスは、下痢、嘔吐、嘔気などの胃腸炎を引き起こすウイルスです。感染力が強く、汚染された食品や水、または感染者の吐瀉物や便に触れることで感染します。冬場から春先に流行しやすく、感染すると脱水症状や電解質異常などの重篤な症状を起こすことがあります。
現在の状況
青森県では、インフルエンザウイルスの流行はまだ本格化していませんが、全国的に流行が拡大しつつあります。そのため、予防対策を早めに行うことが重要です。ノロウィルスの流行も発生していますので、十分な手洗いと消毒を心がけましょう。
予防対策
- インフルエンザウイルス対策：
- ワクチンの接種
- マスクの着用
- 手洗いとうがい
- 咳エチケット
- ノロウイルス対策：
- 十分な手洗い
- 消毒液の使用
- 生ものを食べない
- 感染者の嘔吐物や便を適切に処理する
症状が出た場合
インフルエンザウイルスやノルロウイルスの症状が出た場合は、医療機関を受診してください。早期発見と適切な治療により、重篤化のリスクを軽減することができます。また、感染予防のため、十分な休息を取り、周囲への感染拡大を防ぐことが大切です。
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