カナダ、NATO第2常設海上グループの指揮権を移譲
2024年12月3日、カナダはNATO第2常設海上グループ（SNMG2）の指揮権をスペインに委譲しました。この式典は、リスボン沖で行われました。
SNMG2は、NATO加盟12か国によって構成される常設の多国籍海兵部隊です。同グループの任務は、大西洋、地中海、バルト海において、様々な作戦や演習を実施することです。
カナダは、2023年1月から1年間、SNMG2の指揮権を担ってきました。その間、同グループは北大西洋条約機構（NATO）主導の作戦「シーガーディアン」に参加し、海上安全保障の維持に貢献しました。
スペイン海軍准将のルイス・デ・ラ・ペーニャ・ムニョス氏が、SNMG2の新しい司令官に就任します。同氏は、NATOの指揮下の任務で豊富な経験を持つベテラン将校です。
カナダ国防大臣アニタ・アナンド氏は、「NATOの集団防衛において、SNMG2が重要な役割を果たし続けていることに誇りを持っています。カナダ海軍は、この任務に貢献し、同盟国と緊密に協力してきたことを光栄に思います。」と述べました。
この指揮権の移譲は、同盟国間の協力と、NATOの海上安全保障への継続的な取り組みを強調しています。SNMG2は今後、新しい指揮官の下で、大西洋地域での同盟防衛に不可欠な役割を果たし続けるでしょう。
Canada transfers command of Standing NATO Maritime Group Two
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