北海道、檜山ウィンドファームの環境影響評価計画書を公開
北海道は2024年12月3日、檜山管内において計画されている陸上ウィンドファームの「事業計画段階環境配慮書」を縦覧に供しました。この配慮書には、事業計画の概要や事業に伴う環境への影響に関する予測などが記載されています。
計画の概要
計画では、檜山郡江差町と北斗市にまたがる約1,300ヘクタールの土地に、60基のウィンドタービンを設置します。各タービンの高さは約120メートル、総発電容量は約18万キロワットを見込んでいます。
環境への影響予測
配慮書では、事業に伴う環境への影響を予測しています。主な影響としては、以下の点が挙げられます。
- 景観への影響: ウィンドタービンは高さがあり、景観を大きく変える可能性があります。
- 野生生物への影響: タービン周辺の音や振動が、野生生物の行動や生息地に影響を与える可能性があります。
- 鳥類への衝突: タービンに鳥が衝突するリスクがあります。
- 電磁波の影響: 送電線や変電所から発生する電磁波が、近隣の住民や施設に影響を与える可能性があります。
パブリックコメントの募集
公開された事業計画段階環境配慮書は、2025年1月10日まで縦覧することができます。この期間中に、住民や利害関係者は事業計画に対する意見や要望を提出することができます。
北海道は、提出された意見や要望を踏まえて環境影響評価を進める予定です。環境影響評価の結果を基に、事業計画の是認・不認可などの判断が下されます。
再生可能エネルギーの促進
北海道では、再生可能エネルギーの活用が積極的に進められています。檜山陸上ウィンドファーム事業は、北海道の再生可能エネルギーのさらなる促進に貢献することが期待されています。
【環境影響評価】「（仮称）檜山陸上ウィンドファーム事業計画段階環境配慮書」の縦覧が始まりました。（12/3）
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