農林水産省、プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際文書（条約）の策定に向けた第5回政府間交渉委員会の結果概要

農林水産省、プラスチック汚染条約に関する主要な成果を発表

本日、農林水産省は、2024年12月2日に開催された「プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際文書（条約）の策定に向けた第5回政府間交渉委員会」（INC5）の結果について発表しました。

INC5の主要成果

条約の枠組み合意：INC5で参加国は、プラスチック汚染対策に関する条約の枠組みについて合意しました。この枠組みには、ライフサイクル全体でプラスチックを削減、再利用、リサイクルする義務や、プラスチック汚染の監視や報告のためのメカニズムが含まれています。
2025年の条約採択目標：INC5では、2025年中に条約を採択する目標が設定されました。これにより、プラスチック汚染の削減に向けて国際的な協力の枠組みが早期に確立されます。
プラスチックの削減：条約は、使い捨てプラスチック、マイクロプラスチック、産業用プラスチックの使用を削減するための措置を定めています。
リサイクルの促進：条約では、プラスチックのリサイクル率の向上、リサイクルインフラの改善、リサイクルされた材料の利用促進を義務付けています。
汚染のモニタリングと報告：条約では、プラスチック汚染の監視、報告、情報共有のための仕組みが定められています。

関連情報

プラスチック汚染は、海洋環境だけでなく、陸上生態系や人間の健康にも深刻な影響を及ぼす地球規模の問題です。プラスチック汚染に対処するためには、国際的な協力と法的拘束力のある措置が必要です。

条約の採択は、プラスチック汚染の削減と管理において重要な一歩となります。この条約は、プラスチックの使用を削減し、リサイクルを促進し、プラスチック汚染の監視と報告を通じて、海洋環境と人間の健康の保護に貢献します。

農林水産省は、条約の採択に向けたプロセスにおいて、今後も日本を代表して積極的な役割を果たしていきます。