神奈川県、水道の脱炭素化と連携強化へ
【発表内容】
神奈川県は、県内5つの水道事業者（横浜水道局、川崎市水道局、秦野市企業局水道部、小田原市水道局、秦野市企業局水道部）と連携し、水道の脱炭素化と事業効率化に向けた取り組みを開始すると発表しました。この取り組みは、2024年12月2日から実施されます。
【主な取り組み内容】
1. 相模川上流からの優先取水
- 相模川上流部の宮ケ瀬ダム（相模原市）を優先的に取水し、水道水源とすることで、取水ポンプの電力を削減します。
- これにより、CO2排出量の削減と節電効果が見込まれています。
2. 水道管の更新や漏水対策の促進
- 水道管を更新したり、漏水を対策したりすることで、送水ロスを減らします。
- 送水ロスを減らすことで、水源からの取水量を削減し、脱炭素化に貢献します。
3. データ連携による効率化
- 各水道事業者のデータや情報を連携し、設備の最適な運用や災害時の対応を効率化します。
- これにより、エネルギー消費の最適化や、災害時の素早い復旧に役立てられます。
【関連情報】
- 水道事業者の連携による脱炭素化の取り組みは、政府が推進する「ゼロカーボン都市」の実現に向けて行われています。
- 神奈川県では、2050年までに温室効果ガス排出量をゼロにすることを目標としています。
- 相模川上流からの優先取水は、宮ケ瀬ダムの管理を担う国土交通省関東地方整備局との協力のもと実施されます。
【期待される効果】
この取り組みにより、以下のような効果が期待されています。
- CO2排出量の削減
- 節電
- 送水ロスの削減
- 設備の最適化
- 災害時の素早い復旧
神奈川県では、この取り組みを継続的に進め、水道の持続可能な運営と、県民の安全・安心な暮らしの実現につなげていくとしています。
水道５事業者の連携により、脱炭素化等に繋がる取組を実施します ―相模川上流からの優先取水―
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