カナダ政府がトロントに12億ドルの資金提供、2号線地下鉄の新車両購入を可能に
2024年11月29日、午後6時54分
カナダのクリスティア・フリーランド副首相は、トロント運輸局（TTC）の2号線地下鉄に新しい車両を購入するための12億ドルの資金提供を発表しました。この資金は、カナダインフラストラクチャ銀行からの融資と連邦政府からの補助金で構成されています。
2号線はトロントで最も混雑する地下鉄路線で、毎日約85万人の乗客を輸送しています。新しい車両は、混雑を緩和し、乗客の待ち時間を短縮するために必要不可欠です。
新しい車両は、より広く、よりアクセスしやすく、エネルギー効率に優れています。また、自動運転機能を備え、安全性の向上とサービスの効率化が期待されています。
TTCのリック・レーシー最高経営責任者（CEO）は、「この資金提供は、トロントの公共交通機関を近代化し、住民や観光客の移動をより効率的かつ快適にするという我々の取り組みにおいて大きな前進です」と述べています。
この資金提供は、TTCが長期にわたって計画してきた2号線拡張計画の一部です。この計画には、新たな地下鉄駅の建設と既存駅の改修も含まれています。
カナダ政府は、公共交通機関インフラプロジェクトに投資することにより、気候変動対策、経済成長の促進、都市部の生活の質の向上に努めています。
フリーランド副首相は、「公共交通機関は、経済的かつ環境に優しい交通手段を提供することで、持続可能な都市の構築に不可欠です。この投資は、トロントの将来のためにコミットするものであり、住民が居住し、仕事をし、遊びを楽しむ質の高い場所を確保します」と語っています。
2号線の新車両は、2029年から2031年にかけて納入される予定です。
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