消費者庁が鳥取瓦斯産業株式会社への差止請求取り下げ
2024年11月29日、消費者庁は鳥取瓦斯産業株式会社（以下、同社）との間で、同社が消費者に対して行った不当表示に関する差止請求について、協議の結果、取り下げに合意したことを発表しました。
問題となった不当表示
同社は、2023年4月に発行したガス料金の請求書において、「政府からの助成金の案内」として、次のような記載をしていたとされています。
- 「政府または地方自治体から助成金が出る場合があるので、助成金の詳細については自治体にお問い合わせください。」
- 「助成金に関するお問い合わせは、○○自治体（電話番号記載）」
この記載は、同社が自治体からの助成金に関する情報を提供しているように示唆していましたが、実際には、同社が助成金に関する情報を自治体から提供されていないために、不当な表示に当たると消費者庁は判断しました。
協議と合意
消費者庁は、2024年10月に同社に対して差止請求を行いました。その後、双方で協議が行われ、同社が記載内容を修正することを条件に、消費者庁は差止請求を取り下げることに合意しました。
同社の対応
同社は、この問題を受け、2024年11月中に助成金に関する記載を修正した請求書を発行すると発表しています。また、同社社長は消費者庁に対する謝罪の意を表明し、再発防止に努めるとしています。
関連情報
- 消費者庁：消費者ネットおかやまと鳥取瓦斯産業株式会社との間の差止請求に関する協議が調ったことについて （https://www.caa.go.jp/notice/entry/002581.html）
- 鳥取瓦斯産業株式会社：請求書記載内容の修正に関するお知らせ （https://www.torigas.co.jp/info/detail.php?id=742）
消費者ネットおかやまと鳥取瓦斯産業株式会社との間の差止請求に関する協議が調ったことについて
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