日立市、国内初の中型バス車両の自動運転レベル4認可を取得
2024年11月29日
日立市は、2024年11月29日、茨城県で初めて、中型バス車両の自動運転レベル4の認可を取得したと発表しました。
自動運転レベル4とは
自動運転のレベルは、国際自動車技術者協会（SAE International）によって定義されており、レベル4は「限定された領域内での完全自動運転」に相当します。ドライバーはハンドルやアクセル、ブレーキを操作する必要はなく、システムがすべての運転操作を行います。
取得した認可
日立市が取得した認可は、日立製作所が開発した中型バス車両「日立製自動運転中型バス」に対するものです。同車両は、日立市内の公共交通機関として運行される予定です。
運行区間
自動運転で運行される区間は、日立市役所から日立駅西口までのおよそ2.5kmです。この区間は、信号機のある交差点や横断歩道などが多く存在し、一般車両との混走が想定されます。
運行開始時期
自動運転バスの運行開始時期は、2025年3月を予定しています。運行当初は、安全確認のためにオペレーターが同乗します。
期待される効果
自動運転バスの運行により、次のような効果が期待されています。
- 公共交通機関の利便性向上：バスの運行頻度が増え、待ち時間が短縮されます。
- 交通渋滞緩和：自動運転バスはスムーズに走行するため、交通渋滞の緩和に貢献します。
- 交通事故防止：自動運転バスは人間のミスによる事故のリスクを低減します。
- 高齢者や障がい者の移動支援：自動運転バスは、運転が困難な高齢者や障がい者にとっては移動手段を確保します。
今後の展望
日立市では、自動運転バスの運行を通じて、スマートシティの実現を目指しています。今後、運行エリアの拡大や、自動運転タクシーの導入も検討されています。
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