岡山県中小企業（製造業）の景況感、改善の兆し
岡山県は2024年11月29日、県内の中小製造業の景況感に関する調査結果を発表しました。
調査によると、2024年10-12月期の景況感指数（DI）は、前期比8.7ポイント上昇の40.3となりました。これは2022年1月以来、約3年ぶりの高水準です。
業種別では、自動車関連産業が17.0ポイント上昇の63.9、電気機械器具製造業が20.2ポイント上昇の57.6と大幅に改善しました。
景況感の改善要因として、県は以下を挙げています。
- 半導体不足の緩和による自動車生産の回復
- 海外経済の回復に伴う輸出の増加
- 円安による収益の改善
また、調査では、今後の見通しについても質問しています。
今後の景況感を「上向く」と答えた企業は41.7%で、前期比5.6ポイント増加しました。ただし、「横ばい」と答えた企業も47.1%と多く、先行きに不透明感が残っています。
県は、今後も景況感を注視するとともに、中小企業の支援に努めていくとしています。
関連情報
- 岡山県中小企業（製造業）景況感調査結果（外部リンク）
- 岡山県経済動向速報（外部リンク）
補足
- 景況感指数とは、企業が自社の景況感を「良い」から「悪い」までの5段階で回答し、その結果を100ポイントに換算したものです。
- 50を上回ると「景気拡大」、50を下回ると「景気後退」と判断されます。
岡山県内の中小企業（製造業）における景況状況をお知らせします
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