四国電力、伊方発電所3号機向けMOX燃料加工契約を締結
四国電力は、伊方発電所3号機で使用するMOX燃料の加工について、米国のグローバル・ニュクリア・フュエル（GNF）社と契約を締結したことを発表しました。契約は2024年11月29日に締結されました。
MOX燃料とは
MOX燃料は、ウランと使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを混合して作られる核燃料です。使用済み核燃料は、原子炉で核分裂した際に発生するプルトニウムやウランなどの物質が含まれています。これらの物質を再利用することで、資源の節約と廃棄物の削減につながります。
伊方発電所3号機
伊方発電所3号機は、愛媛県伊方町にある原子力発電所です。2015年に停止していますが、再稼働に向けた準備が進められています。MOX燃料は、再稼働後の燃料として使用される予定です。
グローバル・ニュクリア・フュエル社
グローバル・ニュクリア・フュエル社は、米国に本社を置く核燃料メーカーです。世界最大の核燃料サプライヤーの1つであり、MOX燃料を含むさまざまな核燃料を製造しています。
契約内容
契約では、グローバル・ニュクリア・フュエル社が伊方発電所3号機向けにMOX燃料を加工することになっています。加工には、使用済み核燃料からのプルトニウムとウランの抽出、混合、燃料ペレットの作成などが含まれます。
再稼働に向けた進捗
今回の契約の締結により、伊方発電所3号機の再稼働に向けた進捗が図られます。四国電力は引き続き、再稼働に向けた準備を着実に進めていくとしています。
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